腱鞘炎
腱鞘炎のイメージですが、指よりも手首周辺の症状が多いような気もします。
まず、『腱鞘(ケンショウ)』というのは読んで字のごとく『腱の鞘(さや)』であり、要するに中に腱が通ってます。
この腱か、鞘、どちらかに異常があると症状としてなにかしら出ます。
どちらかに異常が有る場合は、もちろんなにかしらの症状として表れますが、中にはこのどちらにも異常が無いのにその周辺が痛いという事もあります。
っというかそちらの方が多いです。
ではどちらにも異常が無いのになぜ痛むのか??
そこが悪くて痛んでる訳ではありません。
そもそも腱というのは辿って行けばその先は筋肉です。
筋肉は関係無い、という事は絶対に無いんです。
その先の筋肉が過緊張、あるいは短縮してしまうことにより、結果的に末梢の指周辺に症状がでます。
バネ指・ばね指・弾発指(ダンパツシ)
⇒全部同じです。
バネ指なんかはもうまんま↓コレ↓が当てはまるのではないでしょうか。
指を動かす時というのはこの鞘(さや)の中を腱が滑らかに動かないといけないわけですが、このどちらかが腫れたりしていると円滑な動きができません。
どちらかが引っ掛かって動かず、無理に動かす時にバチンっ(痛っっ!!)といった感じです。
程度により手術した方が圧倒的に改善は早かったりします。
中には絶対に手術したくない!!という方もいらっしゃいますが、そのような方には全力で力にならせて頂いております。
でも本当に手術した方が良いと判断する場合はちゃんと伝えますよ。
突き指・捻挫
一昔前はなんでもかんでも引っ張ってたかも知れませんが、それは全くもって意味も無く、かえって状態が悪化してしまうという事を覚えておきましょう。
指というのはそれ単体で動いているのではなく、腕の筋肉によって動かされています。
突き指というのは、突き指をしたその場所の損傷というのはもちろんありますが、同時にそれより上の筋肉がかなりの割合で影響を受けます。
腕の筋肉というのはその先は指の先端まで付いていますから、指が急激な動きを強いられることで、今後はその腕の筋肉が指を守ろうとして、過剰に緊張します。
随分前に突き指をして見た目も元に戻っているのに、『なぜかずっと痛い』という場合は、ほとんどが指単体の問題ではなく、腕の筋肉の影響が強いでしょう。
しかしこの突き指に関しては、受傷機序も症状も幅が広い為、一概には言えないところです。
手首の症状それぞれ
手首の症状といいますと手根管症候群、ド・ケルバン症候群、コーレス骨折等々その他多種御座いますが、ちゃんと一つ一つの特徴を理解しておくのはもちろん、その人の普段の使い方や生活状況、身体全体的に見た上での負荷の掛かり方なども考えないといけません。
手術が必要であれば速やかに紹介させて頂きますが、極力しない方向でという事で治療はさせて頂いております。
突き指に関しては折れたり脱臼してない限りは病院で固定するよりはるかに早く治します。
基本は手技での治療となりますが、鍼も併用することにより、より早く改善しますよ。